登場人物

1-sagin 2-sagin 3-sagin 4-sagin

       6-sagin 7-sagin 8-sagin

9-sagin 10-sagin 11-sagin

136トナミ
「ぶー」

137悠太
「ぶー」

138 aト・b悠
「ぶ〜」

139蘭
「お前らねぇ、いい加減機嫌なおしたら? 飯が不味くなっだろ」

140トナミ
「だって納得いかねんだもん。な」

141悠太
「あいつら俺らが子供だからってなめてんじゃねーの」

142樹
「そんな事ないよ。仕方ないじゃない機械が悪いんじゃ」

143悠太
「それが気に入らないんじゃん。普通前日にメンテするのが当たり前なんじゃねーの? イギリスじゃプロの現場で、しかもスタッフが断りを入れてくるなんてありえないんだぜ。しかもこの俺にドタキャンとかマジでありえない」

144シーナ
「ここは日本。日本は俺達も新人。プライド捨てろって言った」

145悠太
「けどさぁ〜」

146トナミ
「せっかくのいっつーのデビューなのにさぁ。」

147樹
「俺はいいってば。むしろ緊張でガチガチだったから助かったって言うかさ」

148トナミ
「またそんな事言う〜。いっつーはもっとガツガツしなきゃダメだって」

149樹(苦笑しながら)
「ガツガツって……」

150蘭
「ま、終わった事グダグダ言ったって仕方ないだろ。つぎだつぎ。次にかけようぜ」

151悠太
「でもよくプライドの塊のリーダーが何も言わなかったよな。てっきり暴れるかと思ったのに」

152樹
「あ、確かに。俺ホントは少しヒヤヒヤしてたんだよ」

153蘭
「あのなぁ……。俺も本当は暴れてやろうと思ったけど。でも貴文があんなんじゃなぁ……」

154トナミ
「そうだよ貴文の奴なんで怒んなかったんだろ。普通怒るだろぉ?」

155シーナ
「暴れるしたら俺達入場拒否」

156トナミ
「何でだよ。暴れられる要素作ったのあっちじゃん!」

157蘭
「つくづくガキだよなぁお前って」

158トナミ
「にゃにおう!?」

159シーナ
「Meeting事務所は俺達いた事務所と違う。ちゃんとわかるといい」

160蘭
「前の事務所は楽だったもんなぁ。別にたいした演技力なくても顔がよけりゃ大作映画出放題だったし」

161シーナ
「バック強いからペコペコ頭下げてくる。ワガママ言い放題だ。悠太が、ね」

162悠太
「だってあいつらウザかったんだもん。いつも意味もなく機嫌とりしようとするしさぁ」

163蘭
「それに比べて今の事務所とかどうよ。前社長は借金作ってとんずらするわ次の社長は歳の変わらない高校生社長だわ」

164悠太
「たまぁに大丈夫かよーって心配になるけどさ。でも別の事務所、行こうとは思わないんだよねぇ」

165シーナ
「今日、事。俺達の力ないから。誰のせいでもない。違うトナミ?」

166トナミ
「……あ〜っもうわかったよもう何もいわないよ!」

167蘭
「んじゃま、この場はこれで。反省終わり!」

168 aシ・bト・c樹・d悠
「はーい」

169蘭
「しっかし貴文の奴遅いな」

170シーナ
「確かに」

171樹
「俺見て来よっか」

172悠太
「でもここで待ってろって言ったんだろ?」

173トナミ
「もしかして貴文の方が暴れてたりして……」

一同
「…………」

174トナミ
「なぁんちゃって、あははは〜」

175蘭
「ったりめーだろ。シャチョー自ら暴れてたら切りないっつの」

176トナミ(青ざめながら)
「俺マジで見てくる」

177樹
「俺も」



178貴文
「もういい加減放して下さいよ先輩〜」

179海都
「うるせー。保護者が見つかったら放してやるよ」

180貴文
「だから俺が保護者なんですってば!」

181海都
「うそつけ」

182貴文
「ほんとですってば〜っ」

183トナミ
「あ、れ?」

184樹
「海、にいちゃん?」

185蘭
「あれ、海都じゃん」

186海都(蘭達に気付いて、貴文を投げ捨てる)
「おらよ」

187貴文
「わったったっ」

188シーナ
「海都叔父さん、何してる?」

189海都
「お前らんとこのバカ社長が目の前で暴れてたから連れて来てやったんじゃねーか」

190樹
「やっぱ暴れてたんだ……」

191悠太
「俺らより質わりーじゃん」

192貴文
「だってあいつらこっちがガキだからってちょーしこきやがってマジでぶん殴ってやろうとだなぁ!」

193トナミ
「はいはいどーどー」

194蘭
「貴文、素出てるから。とりあえず落ち着け」

195貴文
「これが落ち着いてられっかってんだ! あんにゃろ〜マジ次街中であったら拉致ってB突から海に沈めてやっからな。覚えてろよぉ……」

196悠太(呆れながら)
「完璧頭に血ぃ昇ってんじゃん」

197シーナ
「暴走烈火、総長は健在」

198海都
「おい貴文」

199貴文
「ぁんだよ!」

200海都
「あ?」

201貴文
「いや、すんません。何ですか」

202海都
「お前、もう外じゃキレねーって約束したよな」

203貴文
「うっ……そ、それは」

204海都
「暴れたら二度と曲は提供しねぇ。俺、言ったよな」


205樹(こそりと)
「そんな約束してたの?」


206トナミ
「うん。半年くらい前に」

207貴文
「はい……」

208海都
「じゃあ何で暴れてたんだ、ああ!?」

209貴文
「すいませんすいませんすいませーんっ」

210蘭
「暴れてたって何でまた。俺らと別れる時は涼しい顔してたじゃんよ」

211貴文
「いやぁ〜まぁ俺も我慢我慢と自分に言い聞かせてたんだけど、な」

212シーナ
「だけど?」

213貴文
「あまりに対応が悪くてついブチィッと」

214一同(深い溜め息)
「はぁ〜〜――」

215トナミ
「俺より貴文のがガキじゃん」

216蘭
「だな」

217貴文
「な、なんだよよってたかって。俺はお前らの為に……」

218悠太(にやにやと少しからかい口調に)
「俺らの為に暴れてたんだ」

219貴文
「そうだよ」

220トナミ
「で、海あんちゃんに怒られたと」

221貴文
「そうだよ悪かったな短気でガキでキレやすく
て!!」

222悠太
(吹き出し笑いだす)

223トナミ・樹
(つられ笑いだす)

224蘭(笑いながら)
「も、マジありえねーうちのシャチョー。シャチョー自ら暴れてどうすんだっての」

225トナミ(笑いながら)
「出入り禁止心配する以前の問題じゃんか」

226樹(笑いをこらえながら)
「も〜皆笑っちゃダメだってばぁ」

227貴文
「な、なんだよお前ら。何笑ってんだよ」

228シーナ
(クスリと笑う)

229貴文
「シーナまで!? マジなんなんだよお前ら〜」

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